スタッフインタビュー

人と人とのつながり

私は当社に入社してからこれまで道路や橋梁、トンネルなどあらゆる工事に携わってきました。

そもそも土木の世界に飛び込んだのは、学生時より「ものづくりの仕事」を希望していたため、県内でもトップクラスの技術力を誇る当社で頑張ろうと入社いたしました。初めは先輩方について現場のプロセスを学んできましたが、自分が所長となり現場を進めていく立場になると、工事が完成へと向かっていく過程は常に自分が現場の命運を握っていて、そこで働く人と人との関わり合いがとても重要なのだと感じました。

どうやってこの工事を完成へと導くか、常に最善の道を模索して進もうとしますが、失敗することや時には思いがけないトラブルもあります。そんな時は現場の職長や職人達、また社内の先輩方に相談をしたり、沢山の人に支えられて難局を乗り切ります。そういった風通しがよく、各部署の社員同士が上下なく協力し合える雰囲気は当社の魅力です。

現場の所長として責任や重圧も感じますが、それ以上に竣工時の達成感はひとしおで、やりがいを持てる仕事だと思います。

家族は妻と子供2 人の4人家族です。子供がまだ小さいので、休みの日はみんなで公園に行って遊んだりして過ごしています。今は子供の成長した姿を見るのが一番の楽しみなので、子供達とのふれあいを大事にしています。また、年に1度は仕事の都合を見ながらまとまった休暇を取得し、家族サービスと自身のリフレッシュのために家族旅行をして休暇を楽しんでいます。

やり終えたときの達成感

私は入社して半年で大規模な橋梁補修の工事現場へ行くことになり、上司や先輩の手伝いをしながら、色々と勉強させていただいておりました。 経験の浅い私は、最初は工事規模の大きさと膨大な仕事量に圧倒されてしまい、自分が今何をしているのかさえわからない毎日でした。

しかし3ヶ月、4ヶ月と同じ現場に通うなかで徐々に仕事の流れも掴めてきて、あるとき一つの工程の作業を指揮することを任されました。交通量が多い場所での高所作業車を用いての高所作業という内容でしたが、上司からの助言を得ながらなんとか最後までやることができました。工事全体の内の一つの役割をこなすだけでも私にとっては大変なことでしたが、とても充実した毎日だったように思えました。

これから先、さらに大規模で大変な現場に行くことがあっても、やり終えたときの達成感や、やりがいを求めて精一杯頑張っていこうと思っています。

休日は出来るだけ体を動かして心身をリフレッシュさせるようにしています。仕事の疲れをとる為に休日を過ごすだけではなく、楽しく休日を過ごすために仕事を頑張るようにするとモチベーションも上がってくるのではないかと思っています。

若い世代に伝えていきたい

高校卒業後当社に入社し、総務部に配属されました。高校時代は社会人になるにあたっての一般的なマナー、文書作成等を学んできましたが、実際教科書通りにはいかず、先輩方より沢山のご指導を頂きました。書類を作るだけなら簡単かもしれませんが、内容を理解して作成するという事が難しく、疑問に思ったらすぐ上司や先輩に質問し解決してきました。仕事をする上でコミュニケーションをとる事、報告・連絡・相談がとても大切だと実感しました。

結婚・出産を経た私は仕事を続けるかどうか悩んだ時がありました。家庭の事はもちろん、一番大切なのは子供の事です。
「皆いるから大丈夫。」
この言葉に救われた私は皆の笑顔に励まされ、仕事を続ける事を決意しました。仕事を通して、人として女性として、色々な経験から自分を磨く事ができましたが、今日まで頑張る事ができたのは、家族の協力があってこそ、そして仲間の助けがあってこそだと思います。社訓でもある『こそ』の精神を胸に、自分が得た事、学んだ事をこれからの若い世代に伝えていきたいと思います。

いっぱいつくろう

これまでプロとしていつも完璧に仕事をこなせていないのではないかと、そんな自問自答の繰り返しだった気がする。失敗してそこで学ぶものは大きい。その失敗を糧にして問題解決に向けて、諸先輩方々より学びひたすら勉強し現在に至っている。

自然を相手にする仕事だから簡単にはいかないのが現実で、自分の感性をすべて注ぎ込み、造ったものが本当の意味で「良いもの」であれば、それが最高の仕事だと思う。

私がトンネル工事を担当した時は、先見力・直観力・創造力・感覚力・本質把握力の5つの感性すべてが必要であったこと。貫通でみた太陽の光が眩しかったこと。そこに仕事を通した感動がありやりがいがみられたこと。こんな仕事をしてみたいが現実になったこと。これが仕事なんだと自分で思い知ることが出来る職業であること。さまざまな困難を克服し土木構造物を造る。そこに機能美あふれるものが存在することを自分の目で確認できる仕事であることを伝えたい。